会社経営者(社長)は、社内の最終決断をする必要があるので、そこにはいろんな迷いが生じることもあります。
かつて松下幸之助氏はこう言いました。
当たり前の基準を上げなさい!・・・と。
経営者は、自分の中にある 「当たり前」の基準を常に上げる意識を持つことが大事だと思います。
そのうえで、自分に溺れて過信することなく必要に応じて良き相談相手を見つけて 「相談」することも大切です。
でも、どんなに相談しても最後に決めるのは自分ですから、相談相手をたくさん設けるのはかえって迷いを深めることになりかねません。
したがって、リーダーが相談すべき相手は「一つの案件に対して一人」に絞ったほうがベターだと思います。
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多くの人は2人以上の人に相談します。
ところが、3人に相談すれば3とおりの回答が得られることもしばしばです。
3人ともみんな違うことを言ったりします。
余計に迷ってしまうだけです。
結局どっちの方向にかじ取りをして決断すればいいかわからなくなり、迷ったままずっと決断できなくなるとしたら本末転倒です。
相談者を一人に絞る・・・これは案外と大切なことです。
そして、どんな相談回答を得られたとしても最終決定するのはリーダーである自分自身だということを忘れてはいけないですね。
「責任はすべて自分が負う」という覚悟がないと組織のリーダーは務まらないと思います。