今の若い人に「瞬間湯沸かし器」と言っても何のことかピンとこないかもしれません。
水道の蛇口をお湯にしてひねればお湯が出てくるのが当たり前の時代だからです。
昔はそれが当たり前ではなく、栓をひねると同時にガス湯沸かし器に火がつき、水を温めてやがてお湯が出てくる・・・という「瞬間湯沸かし器」という言葉がありました。
それをヒントに、何事でも急にカッ! となって怒る人を瞬間湯沸かし器タイプの人と呼んだりした時代がありました。
企業組織の管理職はそんなタイプではいけないですね。 自分の気に入らないことがあったらその場でカッとなってすぐに怒ってしまうようでは、人間ができていません。
怒っているというより怒らされているのかもしれません。要は自分の感情をコントロールするのがヘタクソだということを露呈しているだけのダメリーダーだということです。
リーダーたるもの、自分の感情に駆られて思わず○○をしてしまった・・・ということは慎まなければいけないと思います。
そういう人は人の上に立つ資質に欠けていますから、組織の長・・・管理職・・・リーダー職に就くと部下がかわいそうです。
いくら仕事のできる社員であっても、管理職の仕事はマネージメント中心となりますから、それまでの「仕事ができた過去」とは仕事内容が異なります。
一般職と管理職(リーダー職)とでは、求められる資質に違いがあることを踏まえて人材登用することが大切だと思います。