部下が成果を出せないときに部下を一方的に責めたてていると、そのことによって部下が萎縮して自信を無くし、上司を怖がるようになります。
上司の中には権力をただ振りかざしたいだけで、むしろ部下が自分を怖がることに自己満悦しているダメ上司がいます。
これはヘタクソなマネジメント術の一つです。
そうしたダメ上司は部下がまた結果を出せずにいるとますますそれを責めてしまいます。
このサイクルを繰り返し、どんどん成果が出なくなってしまい会社の業績は右肩下がりとなります。
発展せず衰退していくだけ・・・です。
この悪いサイクルから抜け出すには、前述のようなバッドサイクルと対になるグッドサイクルという循環を起こすことが大事です。
グッドサイクルを実現するためには上司がガミガミと部下を叱責するのをやめて、「結果を優先しつつも部下の行動(=プロセス)を認めてあげること」が重要です。
結果を問い糾すだけでは部下の思考力や創造力は上がりませんし、むしろ低下するだけです。
すると連れて行動力も低下し、ますます求める良い結果が出なくなります。
では何を指摘・問いただせば良いのか?
それが結果よりも「プロセス」のほうに答えがある・・・ということです。
指示したとおりの内容・行動を行ったかどうかをチェックして、それが不適切な状態であったなら、そこを責めます。
反省を求め、改善を要求し、同じ過ちを繰り返さないことに意識を向けさせます。
また、キチンとできているところはちゃんと認めてあげて褒めてあげます。
信賞必罰の「アメとムチ」をぶら下げることはマネジメントでは重要です。
人間とはどういう動物で、どうすると能力を活かして思ったように行動をしてくれるか・・・?
そうしたことを学ぶこともリーダー(上司)は大切だと思います。