上司は部下に干渉し過ぎてもいけない
- 2015/9/2
- リーダーシップ
- サラリーマンとビジネスマンの違い, スキルアップ, マインドセット, リーダーマインドセット, 行動指針
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営業部でこんな質問をしたことがあります。
「この中で上司に手取り足取り懇切丁寧に指導をしてもらって、営業成績が上がるようになったと感じる人はいますか?」
と。
一人もいませんでした。
次に営業成績の良い社員上位5名に聞きました。
「自分の営業成績が良いのは、上司の影響が大だと思いますか?」
と。
その答えもゼロでした。
まあ、そんなものです。
だからと言って、すべてがそうだというわけではありませんが、結局伸びる営業マンは勝手に伸びるというか、自分の力で伸びるように工夫を重ねて成長していくのだと思います。
上司は、そのための触媒みたいような役割に過ぎず、適度の干渉は必要ですが部下に過度に干渉することはかえって良くないと思います。
あまりに部下に干渉しすぎると、その瞬間は良くても上司がいないとき、手をかけられないときに一人立ちができず右往左往してしまうかもしれません。
自力で目標達成できない社員になったらナンセンスな話になります。
経営者も同様で、別に誰かに手取り足取り懇切丁寧に教え込まれたわけではないと思います。
自力・・・独学で、必死に努力をして経営者力を高めてきたのだと思います。
きっかけや多少のヒントはあったにしても、結局自分自身の自発性や積極性を持っていない人は何をやっても伸びてこなかったと思います。
上司が有能か無能かは関係なく、自分を育てるのは自分自身に依るところが大きい・・・ということです。
自分に関することはすべて自分に原因があると悟り、自分を変えようと覚悟をすればいかようにも変化・成長して「自分の思いどおりの自分」になっていくことができると思います。
会社組織の中では、部下がどのような生き方をするかは結局部下自身にかかっています。
部下が変わるためには部下自身が「変わろう!」と思うことが大切です。
上司は部下を変えようと意識するよりも、部下に何を気づいてもらうかと思うか・・・が大事でしょうね。