経営リーダーとタダの社員とでは、費用(コスト)に対する意識が全然違います。
ある意味では当たり前です。
経営リーダーにとってコストとは経営の屋台骨を揺るがしかねない重要なモノであり、コストが嵩むことで赤字になると給料も払えない、自分の報酬もなくなる・・・と不安感を覚えます。
一方、タダの社員(サラリーマン)にとってコストは別に自分が払うものではないので痛くもかゆくもなく、いくらコストがかかろうがどうせ誰かが何とかしてくれるだろう・・・黙っていても〇日になれば給料はもらえる・・・といったくらいにしか考えていません。
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コスト意識の低い社員は、会社のお金を自分のお金だとまったく思っていません(実際自分のお金ではないのですが・・・)。
経営リーダーは、会社のお金は自分のお金ではないと認識しつつも、自分が管理監督すべきものだ・・・という善意の解釈をしています。
また、タダの社員の目には「モノ」はモノにしか見えませんし、時間も見えません。
ところが、経営リーダーになるとモノも時間も「お金」に見えてきます。
タダの社員(サラリーマン)と経営リーダーにはそれくらいの開きがあります。
リーダーは、タダの社員をサラリーマンから脱却させてビジネスマンに変えていくことが大切です。
ビジネスマンとしての意識を少しでも持たせることができるようになれば、タダの社員たちもコストに対する意識が変わっていきます。
すると、いろんなことが仕事の中で「お金」に見えるようになっていくので、そこが研修教育の成果が出ているかどうかの見極めどころになると思います。