ある元国税庁の職員の方がこう言っていたそうです。
「税金で得になることは税務署では教えません。なぜなら、一部だけに教えてしまうと不公平になるから」
・・・どこまで本当の話かわかりませんが、一部だけに教えると不公平になる・・・という発想は一理あると納得できる面もありますが、でも、こちらから質問したことには誠意をもって回答してほしい・・・と思います。
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プロフェッショナルに求められる資質とは、「いかなる前提条件があっても、必ず期待された結果を出す」ということであり、加えて言うなら「期待以上の結果を出せる能力を発揮すること」だと思います。
仮に、お金が無い、人材が足りない、時間が少ない・・・などといった制限があったとしても、与えられた条件の中で結果が出せる人間こそが真のプロフェッショナルです。
「私が自分だけのために働いている時には、自分だけしか私のために働かなかった。
しかし、私が人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ」
by ベンジャミン・フランクリン
「いくら儲けてもいいが、儲かったら利益の10%くらいは相手に寄付すれば文句も出ない。自分だけがひとり勝ちしようとするから、憎まれる」
by 笹川良一
・・・といった言葉があるように、自分の「得」だけではなく他者や全体の利益のことを考えて行動すると「徳」が芽生えると思います。
言葉遊びですのようですが、同じ発音でも「得」と「徳」には次元の違いを感じます。
善行も人さまから称賛を受ける陽徳ではなく世間に知られないような陰徳が大事だとも言われます。
なぜなら、陰徳はあの世に貯金されて次の経営世代に良運という利息が降りてくるから・・・とか。
話がズレましたが、自己本位で「自分さえ良ければ良い」という矮小な発想をやめ、「自分も含めた全体にとっての得」を考えることを習慣化していくと、人生はもっと好転していくと思います。