人はいつか働けなくなる日が来ます。
問題は、その日を自分で決めるか、それとも他者が決めた日をもってそうするか・・・です。
私は前者を選び、50歳の誕生日をもって一線から退きました(リタイア)。
リタイアで留意すべきことの一つは、単なる身体的問題や経済的問題ではなく、自分が考えるライフスタイル的問題にあると思います。
自分のライフプランに沿って「リタイアすべき日」を決め、後は実行するだけ・・・という考え方を持つと良いと思います。
「いつリタイアするか」を考える前に「何のためにリタイアするのか」という命題と取り組む姿勢が重要になってきます。
リタイア後の時間をどう過ごしたいか?
リタイアしないとできない自分がやりたいことは何か?
リタイアしてからの生活設計をどう考えているか?
これらの問いかけに自分なりの満足いく回答を導けたらきっと幸せなリタイア後のレールが敷かれると思います。
曖昧な答えしか出せないようなら、リタイアしても虚しい人生が待っているかもしれません。
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人生100年時代の中、その中盤くらいの年齢でリタイア生活に入るために私が並行して考えていたのは「経済的自由を得ること」でした。
経済的自由になるための王道・・・それは突き詰めていくと「収入を確保し、収益を生み出す資産を獲得・機能し続けること」と言えそうです。
増えた分の収入を使ってさらなる収益を生み出してくれる「財資産の取得」を実行し続けるわけです。
お金持ちになりたければ、単に毎月の給料アップを考えるのではなく(←これも大切ですが)、「多様な収入源を持つことを意識してその仕組みを設ける/仕組みを正常に稼働させて収益を得ると同時にその仕組みの源となる投資資産を取得し続ける」ことが大事です。
その行為は別名「投資活動」であり、「権利収入源を持つこと」であり、「オーナーになること」と言い換えれます。
投資には自分が働かなくっても自分の代わりにお金を稼いでくれる(生み出してくれる)財資産をつくる・・・という意義があります。
毎日「9時から17時まで+残業」の仕事から解放され、好きな時間に起きて、好きな時間に食事をして、好きな時間に出かけて、好きな時間に眠る・・・ということを気兼ねなくできるために必要な概念が「投資」には込められています。
お金に働いてもらう・・・という概念をイヤがる人もいるかもしれませんが、そういう人でも少なからず銀行にお金を預けて利息をもらっている(←お金に働いてもらっている)ハズです。
投資を毛嫌いすることなく、共生する概念だと理解するのが良いと思います。
投機はイヤでも投資は嫌いじゃない・・・と言えるようにお金の教養を身につけ、将来的にはお金に働いてもらうことで自分自身は現役をリタイアして思うとおりの人生を歩むことをおススメします。