「課題」は目標点ではなく、通過点の一つ

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王貞治さんはホームランを699本打った後に極度のスランプに陥ったそうです。

スランプになるとますますプレッシャーがかかります。

「みんなが期待してくれているのに次も打てなかったらどうしよう・・・」などと眠れない日を過ごしたそうです。

そんなあるとき、合気道の達人藤平光一(とうへい こういち)さんが一言アドバイスをしたところ、翌日に無事700本目のホームランを打ち、その後も次々とホームランを量産したとか。

Q. 藤平さんは何とアドバイスしたのか?

→ 800本まであと101本。1000本まではあと301本。

つまりこういうことです。

→700本目をゴールにするから焦ったり緊張したりストレスが溜まったりするわけで、そのゴールをもっと先に設定し直すと700本目はタダの通過点になり軽く無視したってかまわないレベルになる・・・。

夢はゴールだと遠く見えますが、通過点になったとたんにあっさり叶ったりします。

・・・・・・・・・・・・・
仕事で抱えている「課題」も、それを目標点ではなく通過点の一つと置き直してみるとこれまでの苦労がウソのように一気にラクになったりします。

視点がはるか遠くになるからです。

人は遠くのモノを見ようとしたとき、必然的に近くのモノには目が届かなくなり、通過するのが当たり前という感覚になります。

この「通過するのは当たり前」という感覚に陥ることが目標達成の一つのコツです。

そのためにも目標地点を従前よりより遠くに設定し直すことが必要ですが、そうすることで人の頭の中ではグルグル新たな発想が湧いてきたり、突拍子もないアイデアが浮かんできたりするので不思議で面白いですね。

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