赤ちゃんは「おしっこをしてからパンツ(おむつ)を脱ぐ」という流れです(親がそのように勝手にしているわけですが・・・)。
成長するにつれ、おむつが取れ、「パンツを脱いでからおしっこをする」という動作に変わっていきます。
社会常識のある人なら、大人になって「おしっこをしてからパンツを脱ぐ」という行為をする人はいません。
ところが大人は大人でもかなりの高齢になってしまうと、赤ちゃん戻りで「おしっこをしてからパンツ(おむつ)を脱ぐ」という一連の動作に変わっていきます。
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「おしっことパンツ」はあくまでも例え話であり、要は「物事は順番が大事だ」ということです。
赤ちゃんと超高齢の老人は別として、社会で活躍しているような一般的な人、大人として自立して生きている一般的な人であれば、キチンとした順番を守ることが必要です。
飲食店に学ぶ列にしても、ショップでレジ待ちをする列にしても、役所での手続きにしても、やはり「キチンとした順番が大事」です。
これを守ることが社会人の暗黙のルールであり、できなければ無用のトラブルを引き起こします。
何らかの正当な理由でできない人というのは誰かに庇護され守られて生きている人です。
「間違った順番を習慣化」してはいけないですね。
これをもっと拡大解釈すると、経済的自由を得られる人とそうでない人を分ける違いにもつながります。
仕事の仕方、マインドの持ち方、人との接触の仕方、コミュニケーションの取り方、世間を見る視野・視界、ウソと真実を見分ける感性、先見性を育む学習習慣、起業・独立、経営、投資・・・など、ありとあらゆるところで「適切な順番」を間違えているがために回り道をしていたり行き止まりの袋小路に嵌っている人がいます。
しかも、何か一つの分野で順番を間違えてしまうと、その先々でどんどん「間違いによる差」が開いていきます。
それでも人は生きていけますから、なかなか自分が順番を間違えていることに気づくことはないのかもしれません。
間違いは「誰かから指摘されないと気づけない」ものです。
指摘してくれる人がいる人は幸せです。
自分で気づける人は優秀です。
最近どうも物事がうまくいかない・・・何か変だ・・・なぜか失敗が連続する・・・という人は、もしかすると「何かの順番を間違えてしまっている」のかもしれません。
人生の順番を間違えるとどんどん深みにはまって失敗頻度が上がりますから、どこかで「ハッ!」と立ち止まってみると良いと思います。