人生の後半戦で経済的に重要になってくるのは「自分の労働力」ではありません。
頑張って就労に励み、長時間労働も厭わず身を粉にして働くのは、まずは自分と家族の最低限の生活費が賄える水準まで・・・と考え、そこから先は「次なる戦略」を考えると良いと思います。
別の観点で言うと、個人名義の預金額で「800万円」程度を超えてくるくらいまで・・・はまずガムシャラに頑張って働き、次は「そこから先をどう考えて知恵を絞るか考える」ことが大事だということです。
800万円としたのは、それだけあればイザ!というときにでも1~2年間くらいは何とか最低限の生活をおくることができそうだからです。
上記の水準をクリアできたなら、そこから先のフィールドはどれだけ一生懸命時間と労力を費やして仕事を頑張ったかどうか?ではなく、どれだけ情報や知恵を武器に効率的・効果的にお金を増やしていけるのか?・・・に主眼を置くと良いと思います。
闘い方がまったく別物になるわけです。
この次なる闘い方を見据えておくことが大切です。
そうしないと、頑張っているのに一向に前進できない・・・気がつけば定年退職を迎えて身体はボロボロ・・・老後の蓄えもほとんど無し・・・住宅ローンは残ったまま・・・というジレンマに陥るかもしれません。
これだとうまくありません。
時間と労力を費やしてお金を稼ぐのは40代まで・・・と多少は割り切った考えを持って、そこから先の50代以降を安心・安全な年代にして悠々自適な老後を迎えることを意識するのが良いと思います。