「〇月〇日に×××があるからそれまでに準備をしておいてね~」と言われると、たいていの人はその日に間に合うよう準備を進めます。
多少怠惰な人であっても、それが自分の人生ステージを変えるような機会であれば、不安と期待をもって準備をするものです。
たとえば、1年後に年収が2倍になるチャンスがくるからそのときまでにTOICを〇〇点取っておきなさい・・・と上司から言われると英語の勉強をしようとします。
そのとき、点数が▽▽点以下だと年収が半分になるぞ、と脅されればなおさらです。
人は、ポジティブな動機よりもネガティブな動機のほうに強く行動意欲を引っ張られます。
いずれにしても、そうした「期日とその後の結末・経過」が予めわかっているにもかかわらず「何もしない/ほったらかしのまま」でいる人はどうあがいても最下層域から抜け出せません。
原因と結果がわかっているのに、その原因を無視するような人に明るい未来は訪れない・・・ということです。
・・・・・・・・・・
未来が見える・・・確信が持てる・・・なら、ましてやそれが自分にとって不利なこと/困ったことにつながるのであれば、たいていの人は何らかの行動を起こします。
ところが、人生における真のチャンスというのはそこまで親切ではなく、いつ何時、どんな状況でお天道様から舞い降りてくるかまったくもってわからないものです。
言うなれば、「チャンスはいつでも突然にやってくる」というわけです。
チャンスの神様というのはある意味では意地悪なところがあるのかもしれません。
そうした人生を激変させるチャンスというのは事前の通告無しにいきなり訪れるようになっている・・・としたら、予めそのように解釈・理解して、いつでもそのチャンスを掴むことができるように「心の準備だけ」はしておくと良いと思います。
突然のチャンスにも決して慌てず、恐れず、軽視せず、勇気をもって行動を起こせるように覚悟と意識をもって備えとする・・・という姿勢を持ち続けると、きっとどこかでチャンスを本当に掴むことができると思います。