野村総合研究所の調べによると、日本には世帯金融資産5億円以上の「超富裕層」が9万世帯あり、世帯金融資産1億円以上〜5億円未満の「富裕層」が139万世帯あるそうです。
超富裕層:9万世帯(0.21%)
富裕層:139万世帯(3,31%)
全体世帯数:4,213万世帯
どんな世界も「上を見てもキリがないし、下を見てもキリがない」ものです。
他人と比較して自分の境遇をあれこれ言うことはあまり意味があることではなく、どんなときも自分自身を高める意識だけを持つことが大切だと思います。
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そうした中、こんなニュースも見ました。
内閣府が発表した2024年度の「経済財政白書」によると、高齢者の3割超が「財産を使い切りたいと思いながら、実際には85歳を過ぎても貯蓄の約17%しか減っていない(使っていない)」というデータです。
多くの人が「このままでは老後にお金が足りなくなる・・・」と必死にお金を貯めようとしている中で、現・高齢者世代の中にはお金を使い切らずに使い残している人が結構いる・・・ということです。
これもまた、他人のことはどうでもよく、自分のこと(家計)だけを真剣に考えることが大事なのですが、せっかくお金があるのにそれを使おうとせず死んでいくのは何とももったいない話だと思います。
高齢者になって1円でもお金を減らしたくない・・・とお金にしがみつくのはあまりうまくないと思います。
使ってもいいはずのお金を使わず、その結果そのまま亡くなってしまう・・・のではちょっとした本末転倒になっている気がします。
お金をたくさん持っているからといって必ずしも幸せな老後を送れるとは限りません。
「お金を使う楽しみ」がなければ、「絵に描いた餅」です。
お金を貯め込んだ結果待ち受けるのが「後悔の念」になってはいけないし、そんな人生の豊かさが失われた生き方は面白くないと思います。
「お金は使うためにある」という大原則を忘れてはいけないですね。