
大リーグ・ドジャースの佐々木朗希投手は今日が25歳の誕生日です(若い!)。
彼は他の日本人選手と比べると活躍度合いが低いように思えますが、それはあくまでも「他の活躍選手との比較」をしたときの話であって、上を見ればキリがないし、下を見てもキリがないものです。
他人との比較はその「他人」をすり替えればどこまでもいけます。
大事なのはやはり「他人との比較」ではなく「過去の自分との比較」だと思います。
昔、佐々木選手はある会見で「23歳でのマイナー契約移籍を選んだ理由」を問われ、こう語っていました。
「あと2年待てば(25歳になれば)ポスティングシステムで大型契約を結ぶことができることはわかっています。
でも、2年後を今と同じ状態で迎えられる保証はないですし、お金よりもこの2年間を過ごす時間のほうが自分には価値のあることだと判断しました」・・・と。
「いつも当たり前にできる」という勝手な思いではなく、「ある日突然できなくなる」ことを恐れ、後悔しないよう「今を」精一杯に生きる姿勢と覚悟が感じとれる言葉だと思います。
背景にあるのは「2011年3月11日の東日本大震災」なのかもしれません。
佐々木選手は岩手県陸前高田市出身で、当時9歳で被災しました。
家を津波で流され、父と祖父母を一度に亡くしたそうです。
それまでの当たり前の日常が一瞬にして当たり前でなくなったことを身をもって経験しているわけです。
その後、母と兄弟と支え合い、心の拠り所として野球を続け、やがて大リーグに挑戦する機会を得るに至ります。
そして「まだ見ぬ2年後を待つのではなく、今すぐ自分にできることを優先する」と。
「ある日突然にできなくなること」の恐ろしさ・辛さを知っている人の発言だと理解するとその言葉の重みを感じます。
すべての人は変えられない過去を持ち、何らかの背景を背負って今を生きています。
いろんな事情が人にはあります。
言えるのは「時間は有限」で、どんな人も「一日24時間」だということです。
ある日突然に(それまではいつでもできると思っていたことが)できなくなる恐怖をそっと胸に抱き、将来において後悔することがないように生きたいものです。
天災、事故などで家族を失った人ほどそうした気持ちは強くなると思います。
幸いそうした辛い経験のない人であっても「他者の事例に学ぶ」ことにより意識・行動を変えることができます。
サラリーマンは就労収入や公的年金に頼らなくて済むように、自分だけの「権利収入」や「私的年金」の構築をすぐにでも始めるのが良いと思います。
























