「日本政府が悪い」「政治家が悪い」・・・などと怒って周囲に毒気をまき散らし、余計な軋轢や気まずさを招いて自分の人生の質を低下させている人がいます。
本人は毒気をまき散らすことで溜飲が下がってご満悦状態になっているのかもしれませんが、その実、これは何の解決にもなっていません。
政治が自分の思うとおりにならないことに文句を言ったところで、何も建設的なことを生み出しません。
自分の意のままに操ることができない政府のせいにすることは簡単ですが、でもそうしたところで物事は解決しないということです。
人間力の低い人ほど何でもすぐに他責にして自分を守ろうとしますが、無責任な姿勢は他者から見ればすぐに見抜かれますし、他責の習慣が身を助けることはありません。
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政治に限らず、経済面でも同様です。
たとえば年金の例があります。
将来もらえる公的年金はこれ以上増えないと思ったほうが正解です。
自分が将来もらえる年金額は毎年自分でチェックして、自分で把握しておくことが大切です。
終身雇用もほぼ解消された時代です。
サラリーマンは定年後の生活レベルを現役時代と同レベルをに維持したければ、定年後も何らかの手段でお金を稼ぎ続けるしかありません。
ありていに言えば、定年後も自分で働いて何とかするしかないわけです。
反対に公的年金だけで生きていくことを夢見るなら、それなりの生活の劣化/質の下落を覚悟する必要があります。
まあ、いずれにしても「自分の力で何とかする」・・・と考えて行動しなければいけないということです。
もっと極端に言えば、現役時代のうちに「経済的自由を手に入れられなかった」ならばそう考えるべき・・・です。
自分の力で何とかしなければいけない・・・となったとき、初めて「解決しておくべき課題」が見えてきます。
お金を稼ぐために今自分が何をしないといけないのかがわかってきます。
時代は変わり、「個」が活きる時代となっています。
令和時代に合ったビジネス展開の仕方とは「雇われないし、雇わない」にあるかもしれません。
新しい働き方ですが、やがて多くの人に認知されるときがやってくると思います。
自分の力で自分の未来を担保していく・・・という意識を持ち、若いうちからその準備と行動を起こすことはとても重要だと思います。