「会社に選ばれる側」から「会社を選べる側になること」が転職を成功させる一つのコツです。
転職前から「会社を選べる側になる」ためにどうすれば良いか?・・・と日々問いかけつつ日常業務を遂行すると良いと思います。
自分が会社で仕事をしているのは単に言われたことをやっているだけではなく、将来自分が会社を選べる側になるための修業の場であり、それを給料をもらいながらできるなんてとてもラッキーで幸せなことだ・・・とポジティブに考えながら遂行するわけです。
転職することが必ずしもベストとは言えませんが、今の職場環境に何か問題が生じたらいつでも自分はここを離れて別の職場に転職できるだけの力量がある・・・と自分で自分を押し上げていく努力は大切です。
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サラリーマンが転職をして新しい職場に勤務するとき、「今日からお世話になります」・・・と挨拶して臨むのが一般的です。
そこから先はとにかく一日も早く
1.その会社での仕事を覚え
2.その会社内での力関係を知り
3.その会社内で必要不可欠の存在になること
を実践していく必要があります。
そうすることでその会社でも「会社に選ばれる側」から「会社を選べる側」になっていくことができます。
転職者に対して既存社員はちょっとした警戒感をもって接してきます。
この人ってどんな人なの?・・・という入口から入ってきて、戦力になるの?使い物になる人なの?まともな人なの?といった疑問をみんな抱いています。
相手も相当警戒しているので、まずは「相手に教えを乞う」という謙虚な姿勢で入ると良いと思います。
最初の1~2週間くらいを使って、その会社では誰が何を知っていて、内部権力を持っている人は誰なのか?とか、正確な情報を持っている人は誰なのか?などを見極める作業をすべきです。
これらを意識してやっていくと、会社組織への浸透がスピーディーにできると思います。
転職者は入社後すぐに成果を出したいと考えるものですが、ここは先に組織を知る事にエネルギーを注ぎ、そのうえで自分ならではの成果を出すようにしていくほうがベターです。
誰と誰が仲良しで、誰と誰が敵対関係にあるのか・・・ということを知っておくだけでも余計な地雷を踏まずに済みます。
転職・・・働く環境を大きく変える・・・ということは人生の中の一つの通過点に過ぎませんが、自分という存在の希少性を高める意識を持って「自己投資+リターンを得る」と考えることは大事だと思います。