世の中には「できない/やらない言い訳」を優先して考える人が圧倒的に多くいます。
「できるためにはどうすれば良いか」を優先して考えることが大事なのに、多くの人は「できない/やらない言い訳」を先に考えて、その結果、そのまま「やらない」を選択して終止符を打ってしまいます。
「やらない」ということは物事をその段階でストップさせることですから、何も進展はありませんし、「できる」わけもありませんし、変化も生じません。
良くも悪くも何も変わらないわけですが、現状維持は後退と同じ・・・なので、つまりは後退していくことになります。
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〇〇を始めるにはもう遅くないですか?・・・という発想をしてしまう人は、年功序列世代のしこりが頭の中に残っているのかもしれません。
年功序列というのは平成・令和世代には死語になっている表現かもしれませんが、要は「一年でも早く始めた人が優位」という概念です。
年功序列の世界では何でも「先に始めたほうが勝ち」となります。
でも、その概念はもはや通用しない時代です。
ちゃんとしたビジネスの場合、そんなことはありません。
大事なのは「年功」ではなく、「需要にキチンと応えること」であり、「努力・工夫を凝らすこと」であり、「期待以上の成果を出すこと」です。
つまり、「スタート時期が問題なのではなく、ニーズに対して適切に応えることが重要」ということです。
そこには「先にやったほうが勝つのではない別の原理」が働いています。
例えば飲食店で言えば、飲食店を早く始めたほうが儲かるなんてことはありません。
後発だろうが「うまい店は流行りますし、流行れば儲かります。
いつから始めても追い抜くことができます。
「早くやったら儲かる」・・・とせかされるとき、もしかするとそれは「詐欺」かもしれません。
本当のビジネスならいつからでも「追い抜く」ことができます。
かつて、サラリーマンの三種の神器と謳われた
1.年功序列
2.終身雇用
3.安定昇給
が崩壊して久しいですが、これはほとんどのビジネスにおいて同様のことが言えると思います。
1.早く始めたほうが稼げるわけではない
2.永遠に同じ手が通用するわけではない
3.黙っていても安定収入を得られるわけではない
良くも悪くもそうした時代です。
常に「工夫・努力」を怠らず、「需要に適切に応える」ことを行ない、「時間をかけたらからといって収入が増えるわけではない=成果を出すことが大事」だと認識しておくことが大事だと思います。