私はよく「お金を使う人になっても、お金に使われる人になってはいけない」という言い方をします。
お金を使う人をビジネスマンだとすれば、お金に使われる人はサラリーマンです。
ビジネスマンは目的で動きますが、サラリーマンは理由で動きます。
たとえば資格学校に通うとき、ビジネスマンはその資格を取得することで成し得たい目的があるからこそ、継続して通い続けます。
ところがサラリーマンは、その目的意識が弱いためにお金を○十万円も支払ったのだから・・・と思って、そのお金をムダにしないことを資格学校に通う理由に挙げます。
「資格学校に通う」という行動・出来事は同じに見えますが、中身は全然違うわけです。
発想の違いの元は「お金の元を取ろうとするかどうか」という点です。
お金を支払ったんだから元を取らなくっちゃ・・・というのはサンクコストに囚われているだけの貧乏思考です。
■参考;過去ブログ(サンクコスト)
http://ameblo.jp/superameba/entry-11175659901.html
家でのマシン(機械)を使った体力増強やダイエットでも同じことが起き得ます。
目的思考を持つビジネスマンは、自分の目的実現のためにマシンを使って身体を鍛えたり体重を絞ろうとします。
理由思考を持つサラリーマンは、お金を使って購入したことに意識を向けて、「せっかく高価なマシンを買ったのだから・・・」と思ってマシンを使います。
そして、すぐに続かなくなります。
お金を使ったことに焦点を当てて目標達成をしようとする行動はお金に使われている人(サラリーマン思考の人)です。
ビジネスマン思考で「お金を使う人」になることが大切だと思います。