「時間の切り売りをしている」と言うとき、その人の「時間」という資源が「その人のための何らかの生産」に向かっているわけではありません。
結果的には「給料」という名のお金に換えて自分の手元にやってくるかもしれませんが、それはあくまでも交換条件の結実です。
「自分のための何らかの生産」に向かっていない時間の使い方をずっとしていても、充実した人生になるとはとても思えません。
長い人生の中でそうした経験を少しだけ経験してみることや、一時的に自分でキチンと理解したうえでそうした時間を過ごすことは良いと思いますが、何も考えずにダラダラと無為無策で自分の時間を過ごすのはあまりうまくないと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ビジネスマンは、自分の稼ぎや成長のために自分の「時間」という資源を使おうと考えます。
お金よりも時間のほうに重きを置きつつも、生きていくうえでお金が必要であることはわかっているので、お金も稼ぐわけです。
もしも、お金をあくせく稼ぐ必要がないとすれば、その時間はもっと別のことに使えます。
ある人は余暇を存分に楽しみ、ある人は家族との時間を満喫し、ある人は見知らぬ土地・国へ旅行に訪れたりします(もちろん他にもたくさんあるでしょうね)。
「時間」は1日24時間、1年365日まではみんな同じですが、寿命に関しては同じはなく、しかもその長さがいくつ(何年)なのかは本人にもわからないものです。
わからないけども、勝手に自分で想定して「○歳まで生きる」と決めつけることはできます。
決めたら、そこまでの道のりを自分なりに描いていけば良いわけで、そうすることによってやりたいことの優先順位を決めていけるようになります。
○○歳まで生きられると仮定したとき、自分だったらそこまでの時間を何と何と何と何と・・・・・・にあてがうか??と発想してみると、それまで気づかなかったことに気づけるかもしれないですね。