1月8日は「成人の日」ですね。
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一説によると、「自由」という言葉は福沢諭吉が作り出した・・・ということらしいです。
著書『中津留別(なかつりゅうべつ)の書』の中で「一口に自由と言えば我がままのように聞こえるけども、決してそうではない。自由とは、他人の妨げをせずに自分の心のままに行なうことを言う」
・・・と語っているそうです。
つまり、自由とは我がままではなく、周囲の人に迷惑をかけない範囲で自分の思うように行動すること・・・と言えます。
「他人に迷惑をかけないで」・・・というところが重要です。
自分さえ良ければいい・・・と奔放に振る舞った結果、周囲の人に多大なる迷惑をかけていたら、自由をはき違えています。
周囲の人に迷惑をかけない、ということは社会で決められた一定のルールを守る必要があります。
すなわち、自由の前提にも多少のルールがある・・・ということです。
また、自分が思うように行動したことで生じた結果に責任を負うことも必要です。
起こりうる結果に対応する能力とその責任を背負う勇気が必要です。
自由には必ず責任が伴います。
何のルールにも従わず、自分の好き勝手をして、そのくせ責任も取らない・・・では、ただの「我がまま」です。
社会人になると、学生時代よりも多くの自由を得られます。成人になると、未成年のときよりも自由度が増します。
でも、そこにはその分だけ背負うべき責任も増えた・・・と認識することが大切です。
新成人たちには、自由とわがままをはき違えないで、しっかりと責任ある行動で自由を満喫してもらいたいものですね。