人の平均寿命を87歳と仮に想定したとき、87歳(平均寿命)の半分は43.5歳です。
つまり、43歳はちょうど人生の折り返し年齢です。
今43歳のサラリーマンは、これまで自分が生きてきた43年間とほぼ匹敵する43年間をこれから生きていくわけです。
また、65歳を一般的なサラリーマンが退職する定年年齢と考えれば、87歳までは22年間あります。
面白いことに65歳(定年)から見た22年前は43歳です。
そう考えると、今43歳のサラリーマンは目先的には今の年齢の半分に当たる今後の22年間が残りの人生の折り返し地点になる(=定年退職)と言えます。
付け加えると、22歳というのは大学を卒業し、サラリーマンになった年齢です。
43歳の人にとっては、自分が生まれてから大学を卒業するまでと同等の時間を今後サラリーマンとして過ごすわけです。
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人は12歳のときに小学校を卒業します。
その半分の6歳のときに幼稚園を卒園して小学1年生になります。
人生にはそうした区切りとなる年齢があって、知らず知らずのうちにその区切りの年齢の段階で、「それまで生きてきた年数と同じ年数を今後生きることで新たな人生のステージに人は進んできた(いく)」とも言えそうです。
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43~45歳が残り人生の折り返し年齢と考えると、これから毎月残していくお金(=貯金)がそのまま65歳以降使える金額そのものになる・・・と言えます(ただし年金・インフレ等を考慮しないで)。
そう考えると、43歳以降の貯金は重要ですし、どういう生活パターンで暮らすか、も大切です。
今43~45歳の人に「あなたは65歳の定年退職後どういう生活をしたいですか?」と聞いたとき、果たしてどれだけの人が明確に答えられるか?
「のんびりと・・・」くらいの答えで、ほとんど漠然とした答えしか返ってこないと思います。
もちろんそれでいいのですが、中にはもっと詳しく人生設計を立てている人もいると思います。
長いようで短く、短いようで長い人生です。
節目・・・折り返し年齢等を少し意識してみるのもいいかもしれないですね。