サラリーマンが仕事で開拓した顧客や人脈は会社に帰属する

サラリーマンの中には、自分が汗水を流して必死に築いてきた顧客や人脈やノウハウ等を、自分の退職後に(自分には何の得もないまま)後輩社員に引き継がれることに腹を立てる人がいます。

 

自分がつくってきた財産がそっくりそのまま見返りなく後輩社員に吸収されてしまうことに憤りを覚えるわけです。

 

まあ、気持ちがわからないでもありませんが、そこはグッ!と大人の姿勢で、自分のつくってきたものは「自分のものではない」ことを認識することが大事だと思います。

 

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自分が苦労して開拓した取引先が、自分の所属している部・課のものになり、自分が退職したり異動したりすると、後任が当たり前のように担当者になるのが組織の宿命です。

 

サラリーマンが働いているのは、あくまでも組織の所属する一員としてです。

 

したがって、多大な尽力をして作り上げた利益を上げるシステムもその所有権は会社にあり、自分が辞めても会社はその利益を享受し続けます(し続ける権利があります)。

 

個人で作った疑似資産は、即座に会社に吸い取られてしまうのが、サラリーマンのもったいないところ/残念なところの一つです。

→ ここで十分に認識しなくてはいけないのは、それらは決して自分個人でつくった資産ではない、ということです。

 

会社の看板を背負って、会社の一員としてたまたま自分が交渉に当たっただけで、先方も○○さん個人と取引を開始したのではなく、あくまでもそのバックにいる会社組織を信用して取引を始めたはずです。

 

自分が個人的に開拓して広げた顧客層・・・人脈・・・と思っているうちはサラリーマンの域を出ません。

 

会社の名前の下で、その最前線で自分が営業活動をして会社の財産を構築した、と考えるほうが当たりです。

 

会社が終身雇用を保証してくれなくなった今、そうした滅私奉公をするのはイヤだ!と思うなら、早い段階でサラリーマンを辞めて独立企業の道を選ぶと良いかもしれませんが、まあ、それはそれでリスクが伴うことなので十分な検討を行なうことも大切ですね。

 

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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