恋人を「占有」しようとしてはいけない
- 2015/8/16
- 人生・哲学
- 人間力を高める, 人間関係を良化させる方法, 恋愛
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恋人でも夫婦でも家族でも、お互いに信頼する関係にある人は幸せです。
傍(そば)に信頼できる人がいるだけで、それは幸せなことだと思います。
支え合う人同士は、決して相手を自分のモノだと所有しようとはしませんし、ましてや所有を通り越して占有しようとはしないものです。
逆に、そうした人間関係にヒビが入るときは、たいていどちらかが相手を所有しようとしたり、占有しようとヤキモチを焼いたりするときです。
ビジネスでも、占有は行き過ぎです。
市場シェアを独占すると確かに利益は潤いますが、商品の発展性が欠如してしまいます。
ライバル(競争相手)がいて、切磋琢磨することで市場がより発展していきます。
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お金は所有・・・というよりも「使う」ことに意義がありますから、お金を占有することはちょっとナンセンスです。
それは一部のマネーコレクターの世界で許される行為でしょうね。
何かを占有して、自分から放さない、自分から離れることを許さない・・・という欲求を持つと、皮肉なことに余計に自分から離れていきます。
イソップ寓話の 「北風と太陽」の話のようなもので、追いかければ追いかけるほど逃げていきます。
何かを占有しようとする気持ちは、その何かに依存していることの表れかもしれません。
単独依存するのではなく、相互に依存を許すような関係で自立することが大事だと思います。