世の中には「礼節を重んじる人」と「礼節を重んじない人」の2種類のタイプがいます。
本人の頭の中では重んじているつもりでもそのとおりに実践できているかどうかは他者の主観の問題ですが、そもそも「重んじていない」人は言い換えれば「他人に迷惑をかけることに何の罪悪感・躊躇もない」ような人と言えます。
「礼節を重んじない人」というのは、要は「マナーや礼儀に欠けている人」のことです。
私は、そういう人とはお近づきになりたくないと思っていますし、そういう人と交わる場を極力避けるようにしてこれまで生きてきました。
そういう人は傍若無人な態度をとったり、だれかれ関係なく批判行為ばかり繰り返したり、些細な事でお店にクレームを言って難癖をつけるような人です。
そういう人は
・いくらお金を持っていようと
・いくら権威・権力があろうと
・いくら成功していようと
・いくら能力スキルが高かろうと
・いくら容姿が良かろうと
できうる限り自分が関係する「輪」の中には入れたくない・・・というのが私の一つの哲学です。
こういう人は、得てして
・プライドだけがやたら高い
・客観的に自分を見極めることができない
・他人の話を理解しようとはしない
・自分が常に正しいと思い込んでいる
・感情的なコミニュケーションをしがち
・・・といった傾向があり、その結果、いろんな局面でトラブルを引き起こします。
だから、それに交わっていると自分(私)自身も知らず知らずのうちに疲弊する可能性が高いので、そんなリスクはご免こうむりたいからです。
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武道という道は「礼に始まり、礼に終わる」と言われますが、他の道も同様だと思います。
礼節を失ったなら、もはや人間というよりもただの動物と言って良いかもしれません。
それくらい、礼節というのは人間にとって重要なものだと思いますし、親は子どもに小さいころからしっかり躾を施し、学校教育でも先生は生徒に意識を持たせることが大事だと思います。