偏差値の高い有名な大学に入れば(卒業すれば)立派な会社員になれるわけではありません。
どんな大学を出て、どんな会社に就職しようとも、イザ就職してしまえば、後はもう「学歴は不要」ですし、誰も見向きもしません(まあ、一部の学閥がある会社では多少は有効かもしれませんが・・・)。
ビジネス社会においては、その人がどれくらい偏差値の高い学校を経て社会に出てきたか?/ペーパーテスト上で頭が良いか?ではなく、実社会において自分の知識と知恵をどのように使えるか?のほうがよっぽど重要です。
会社では、有名国立大学を卒業した人や難関資格の保有者がたくさん働いています。
みんな、極めて優秀な頭脳の持ち主で、それぞれ何らかの分野で秀でていたかもしれませんが、それらはすべて「過去の通過点」です。
大事なのは過去ではなく「今」であり、さらには「これから」です。
それに気づかず、過去の自分の武勇伝に囚われたまま意識が過去にしかないような人は、結局、そうでない人の下で雇われ、使用人となって働くことになりがちです。
実際、私が現役だったころ、学生時代だけでみれば私よりも優秀だと思われたような人が私の部下として働いていました。
組織上では部下に当たるので私の指示に従ってくれますし、彼らの人事評価は私が行なっていたわけです。
私は、彼らほど優秀な頭脳を持っていないはずなのに、何だか不思議な話です。
まあ、世の中そんなものです。
過去に囚われ溺れてはいけないですね。
過去は忘れよ・・・です。
未来へ目を向け、常に謙虚な姿勢でいることが大事だと思います。