ビジネスのヒントとしてよく言われることに「他人の問題・悩みを見つけてそれを解消してあげる」・・・というのがあります。
今では当たり前になった洗濯機や炊飯器や冷蔵庫や電子レンジという家電も、昔それがまだこの世に存在していなかったころは多くの人が不便さを生活の中に感じていました。
今では当たり前すぎてそれが無かった時代の家事なんて想像できませんが、それらがすべて家にない・・・と思うと、一家で何人もの家族が暮らしていくには相当な不便さとストレスが生じるはずです。
実際、自分が全部手作業でそれらの代わりをやるとしたら、はっきり言って「無理!」です。
便利な文明の利器の数々によって私たちの行動時間に変化が生じ、その結果、浮いた時間を他のことに活用できるようになりました。
それまで異常なまでに長時間の労働を要したことがどんどん短くなって、その分時間が他へまわせるようになったわけです。
最近は、ロボット掃除機(←これも相当便利です)から転じて、窓拭きロボットなるものも出てきたそうです。
そうした「ほっとく系の機械・道具」が私たちに自由な時間を提供してくれ、一日24時間をますます有意義な時間の過ごし方に変えてきてくれています。
こうした「自分の時間を生み出してくれる」ものをいち早く手に入れたがるのは世間で言うところの「お金持ち家庭」に多く、それはお金持ちだから高いお金を払って機械・道具を買う・・・というよりは、時間を得るためにお金を使う習慣が身についている・・・ということのほうが当たりなのかもしれません。
そう考えると、自分が今、お金持ちかどうかに関係なく、そうした発想と習慣を身につけることが大事だと言えそうです。
便利機械・道具で自分の時間を買う・・・という発想をいろんなビジネスに転換・応用していくと、ますますビジネスの芽が出てきます。
お金の使い方(使い道)が大事であって、金額の多寡が大事なのではありません。
面倒くさいをなくして時間を生み出す・・・という発想・着眼はビジネスや業務全般においてかなり重要だと思います。