どんな人も、人生ではいろんな買い物をします。
もちろん、そのときに「お金」が必要です。
お金があってもなくても「いつか買おう」と思ってその時には購入しないことがありますが、長い目で見たなら「どうせいずれ買うものならサッサと買ったほうがベター」かもしれません。
結局いつかは買うのであれば・・・という前提での話ですが、そうであれば今すぐサッサと買ってしまうほうが得策だということです。
どうせいずれ買うものなら・・・です。
人生ではそんなことのほうが多いような気がします。
なぜかというと、モノであればサッサと買って大切に使うほうが長く使えておトクです(長く使えば使うほど1年あたりの利用料は安くなる)し、サービスであればサッサと経験しておいたほうが後の人生に好影響を与えやすくなります。
先に経験して学べば、その知識を活かして人生の選択をより良き方向に変えられます。
早いに越したことがない・・・というのは多くの場合において言えることだと思います。
自分がこれまでの人生で、「どうせ買うものならサッサと買う」ことを意識してきたかどうか?
意識してこなかったなら、2022年以降はちょっとだけでも意識してみると良いかもしれません。
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少し話は変わりますが、人は時に過去の自分がいつ、どんな状態にあったのか?を思い出し、今の状況と比較することで新たな気付きを得るということが往々にしてあります。
たとえば、10年前の今日、つまり2011年12月15日に自分は今頃どこで何をしていたのか?・・・とまずは思い返してみて、そのあとに今の自分の生活環境・状況と比べてみます。
人生は長いようで短い・・・とも言えますし、短いようで長い・・・とも言えます。
視点の支点をどこに置くかでどちらも正しい見方になります。
いずれにしても、後悔のない人生を歩むことが大事ですが、過去の自分と現在の自分を比べ、またそこから飛躍して未来の自分とを比べてみると(←これは想像の域を出ませんが)何か新しいことに気づけるかもしれません。
2011年の年末の時期・・・と言えば、私はまだ会社勤めをしていた頃で、2年前に妻を亡くし、上の子が大学生、下の子が中学生(受験生)だった時期です。
リタイアして暮らす今の私とはまったく別の環境にいたわけで、まさに10年もあれば人生なんて大きく変化していると言えます。
「未来を見る前に過去を振り返る時間を取り、そこで過去を確認しつつ今の自分の位置を確認し、加えてそこから未来を想像していく姿勢」は、企業経営においても大切だと思います。
もし、10年前を振り返って今とまったく違う事業をしていたなら、今から10年後には今とまったく違う事業をしている可能性があります。
コロナ禍における昨今ではなおさらです。
5年後のことを考えるには5年前を振り返る・・・
10年後のことを考えるなら10年前を振り返る・・・
という発想は面白いと思います。