サラリーマンはビジネスマンになることを心掛け、ビジネスマンは大好きではない仕事であればさっさと50代で辞退してもっと自分の好きなことを仕事にしてお金を稼ぐことを心掛けると良いと思います。
もしくは60歳の声を聞く前にそんな大好きでない仕事はおさらばして、そもそも働くことからリタイアすることが良いと思います(私自身が50歳で仕事を辞めリタイアしたから余計にこの生き方を推奨してしまうのかもしれませんが)。
まあ、そうは言ってもこれからの時代は100歳くらいまで生きることを想定する必要があるので、働くことを辞め、定期的な収入源を断ってしまうことで経済的に破産状態になるリスクは考慮しておくことも大事です。
そうならないよう100歳まで生きても経済的に問題がないようなファイナンシャル・プランを頭の中に作っておくことは大事です。
この「100歳まで生きても大丈夫なファイナンシャル・プラン」を自ら意識し、現役時代に何らかの手を打っておくことはほとんどのサラリーマンが考えもしないことかもしれません。
でも、ビジネスマンであればそれくらいは考慮して実践に移す行動力を持っています。
手を打つなら現役時代しかありません。
現役を退いた後に何らかの手を打とうとしてもかなり無理が生じます(まあほとんど無理です)。
ここで重要になってくることの一つは「何歳まで生きられるのか」ではなく、「何歳まで健康でいられるのか」であり、それは「80歳くらいまで」・・・と想定しておいたほうが無難かもしれません。
多少の病気持ちでも日常生活に支障がない・・・と思えば、その年齢は80代くらいという人が多いような気がします。
90歳を超えて心身ともに60代や70代のころとほぼ同じと言える人はかなり少数だと思います。
そう考えると、60歳というのは、QOLの高い人生があと20年くらいしか残っていない年です。
50歳でリタイアできるならその残り年数は30年となります。
いずれにしても、生まれて、学業を卒業して、自分の手で職をもってお金を稼ぐのがだいたい22歳くらいですから、そこから60歳までの約40年間を健康に過ごしてきたことを思えば、残りはその約半分~4分の一の年数しかありません。
残された「楽しめる時間」は、自分が思っている以上に少ないものです。
これらをきちんと咀嚼したら答えはやはりこうです。
→ 大好きではない仕事は50歳で辞める
→ 50代には経済的自由を獲得して自由に生きる習慣を取り戻す
これに尽きます。
これを実現できるように現役時代のうちに(それも早い段階で)あらかじめ準備していくことは自分の人生にとってとても有意義だという価値観を若い頃から持っておくと良いと思います。
50代でのリタイアを真剣に考えてみてはいかがでしょうか?