自分の利益しか考えていない・・・他人のことはどうでもよくて自分さえ良ければそれで構わない・・・という人が自分の傍にいるとしたらどう思いますか?
そんな人と仲良くなりたいと思うでしょうか?
そんな人が何かお願いをしてきたら手伝ってあげようとか叶えてあげようと思うでしょうか?
ビジネスでも会社内でも、そういう人を助けてあげようとか、他のことは差し置いて優先的に何とかしてあげようと思うものでしょうか?
→ おそらくほとんどの人の答えはノーだと思います。
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ところが、他人にこうしたことは当てはめるけど、自分自身がそうなっていることに気づかない・・・という人は案外と多くいるかもしれません。
自分では思っていなくても、人間という生き物はそうした自己中心的なところが少なからずあるものです(残念ながら・・・)。
さまざまな願望を持って人は生きていますが、ほとんどの人が頭でイメージする願望というのはおそらく「自分のこと限定」だと思います。
たとえば、正月の初詣や7月の七夕。
「初詣・絵馬で神社でお願いすることは自分のことばかり」・・・という人は多いと思います。
七夕の短冊に書く願望も「自分のため/自分のこと」が多いような気がします。
「○○になりたい、○○が欲しい、〇〇が実現しますように」などと自分のことばかり・・・。
他者のことを考えず自分の願望だけを書く人の心の中には自分しかいません。
冒頭の話のように「そんな人は傍にいてほしくない」と自分が思っているように、同じく願いを叶えてくれる人(他者/神様)もそのように思っているかもしれません。
平たく言えば、そんな発想では誰も自分の願望実現の手伝いをしてくれない・・・ということです。
助けを得られない・・・としたら、願望を叶えるためには全部自分が努力して自分の能力と才覚だけで誰の助けも借りずにやり切ることが必要になってきます。
徹頭徹尾自分の我欲しか持ち合わせていない人に他者が助けてあげようと優先的に手を差し出してくれることは、なかなか考えにくいことです。
自分ではなく他人のケースを考えたり、ビジネスや会社内のことを例に考えてみればよくわかることなのに、人はついそれと同じことをやっている・・・としたらちょっと変な話です。
ではどうすればよいか?
→ 簡単です。
他者の幸せを付け加えることです。
そうすればその願望は自分だけの願望ではなくなり、他者を含めたみんなの願望に位置付けることができます。
そうすることで、外の世界からのエネルギーを呼び込め、願いが叶いやすくなるような気がします。
ときには、それを「奇跡が起きた!」と言ったりするのかもしれません。
自分の願望の数と同じ数だけ他者の幸せを願うようになると、不思議なことに自分の願望が叶えやすくなるというのはあながち間違いではないと思います。
自分の家族のことやリーダであれば部下のことなどを同じように思って(考えて)みると良いと思います。