漠然と「お金持ちになりたい・・・」と言う人はたくさんいると思います。
「お金を稼ぐ」ことの意義としては、「お金そのものが目的」ではなく、「選択肢」のある人生を送ったり、生活水準を高めたり、欲しいモノを手に入れたり、叶えたい願いを成し遂げたりするための「ツールに過ぎない」という解釈のほうがベターです。
お金の稼ぎ方にはいろいろな方法があります。
自分の身体を駆使して身を粉にして働く・・・という方法もあれば、お金自体を働かせるという「投資・投機手法」もあります。
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不動産投資には人生の選択肢を増やしてくれるという利点があり、これはこれで実に素晴らしいことだと思います。
ただし、あくまで選択できる切符/手札を増やしたに過ぎないと認識しておくことも大事です。
切符/手札をひたすら増やすことに没頭すると、いつしか何のために「お金を稼いでいるのか」が分からなくなります。
とてもとても使いきれないほどの大金を手にしているにも関わらず、どん欲になって「もっと!もっと!もっと!」とお金ばかりを追い求めてい人も世の中には大勢います。
結局、晩年を迎えるころにはそうした大金は何の意味も持たなくなり、虚しさと寂しさだけが身を包むようになると思います。
お金があればいろんな選択肢が増えますが、選択肢はあくまでも選択肢であって、重要なのは「キチンと自分で選択する」という行為です。
選択肢が多いことだけを楽しんでいるようだと、まるでお金を貯めに貯めてただただ貯金が多いことを楽しみ、お金をまったく使おうとしないのと似ています。
それだったら「お金を持っていないのと同じ」です。
1.お金は使ってこそ意味があり、
2.その使い方を自分で自由に決められることが楽しい
とで人生は有意義になっていきます。
選択できるカードを手に入れたら、それをちゃんと切ることによってこそ幸福度が上がる・・・わけです。
「お金持ち」になりたいのだとしても、「お金持ち」になって具体的にどうしたいのか?
これを具体的に言語化した上で、そのうえで実際にいくらくらいが必要なのかを明確化すると良いと思います。
「得たい結果」をはっきりさせることで、ではそれをどうやって実現していくか・・・と、「戦略術」を理論立てて考えられるようになります。
「戦略術」があるからこそ、モノ、お金、労力、時間などの経営資源を効率的・効果的に投じることができ、結果として最も「ラク」して目的を達成することにつながっていくと思います。