一切の対価無しに無条件でお金をもらえる・・・というのは多くの家庭でありがちな「子どものお小遣い制度」です。
親は子どもにお小遣いをあげられること自体に喜びと幸せを感じ、子どもは何となくある年齢になると親から「お小遣い」をもらえるようになって、いつしかそれが当たり前という気になっていきます。
一説では、こうして育てられた子が大人になっても何もせずにお金をもらえることを期待し、やがて「生活保護制度」に目をつけるようになる・・・とか。
当たっているかどうかわかりませんが、何もしないでお金をもらうのはおトクな人生だ・・・などと嘯くのはうまくない気がします。
せめて身体が自由で労働市場に参加できる年齢のうちは、「何かをもらうなら対価として自らの何かを差し出す」ことを是とした人生のほうがベターだと思います。
これをできるだけ若いうちから価値観に刷り込んでおくことが大事だとすれば、子どもに与えるお小遣いについて互いの意識を変え、「無償のお金」としないことに行き着けます。
ある年齢・学年で無条件でお小遣いを与える(もらえる)ようにするのではなく、そこに家庭事情を組み合わせながら何らかの条件・対価を加えるようにすると子どもの自意識がより高まるかもしれないですね。