お金の使い方はその切り口によっていくつもの分け方がありますが、たとえば「過去の清算」「現在の必要出費」「未来への投資」という過去・現在・未来という分け方があります。
多くの人は「現在~未来」に対してお金を使います。
一部の人はそれに加えて「過去」に使います。過去に使うのは、結局「清算分」に過ぎませんからある意味ではとてももったいない使い方です(借金の返済など)。
過ぎ去った昔の話のために今ある限られたお金を使っても、現在~未来にほとんど変化を及ぼしません。手持ちのお金の残高がただ減少するだけ・・・です。
ちょっとやるせないですね。
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ある類の人は、現在起きる現象に対してはあまりお金を使おうとはせずに、この先で起こるであろう現象に対してお金を使おうとするクセをもっています。
たとえば、綺麗になって異性にモテたいとか、着飾ってチヤホヤされたいとか、ダイエットして周りから称賛されたいなどといった未来への期待値に対してお金を使おうとする人です。
そのように視界が未来という名の先へ向けられる人は幸せだと思います。
過去に囚われることもなく、今に固執することもなく、未来に変化している自分を想像することができる人だからです。
明日へのエネルギーを持っている人です。
そんなお金を使い方をするほうが、過去の清算にお金を使って日々ゼイゼイあえいでいるよりずっと健康的でハッピーだと思います。
財布を開いてお金を取り出すとき、銀行のATMで振込みをするとき、PCの前でインターネットバンキングのログインをするときなど、ちょっと一呼吸して立ち止まって「これは過去・現在・未来のどこに向かってお金を使おうとしているのか?」と考えてみると良いかもしれないですね。