生命保険にせよ損害保険にせよ健康保険や失業保険にしても、「保険」と名のつくモノはつまるところ最後は「お金」です。
・・・ということは「お金が潤沢にあるのなら保険に入る必要はない」ということになります。
社会人になると保険に入るのが当たり前のように言われますが、そんなことはありません。
ただし、社会人になったときはまだお金が潤沢にあるわけではないので、そういう意味において保険に入ることが大切となります。
もしも、万が一のときに対応できるだけのまとまったお金があるのなら保険に入る必要はないのですが、残念ながらほとんどの場合(私もそうですが)そんな状態にはないので、将来のリスクを考えたうえで「必要と思われるなら」保険に入ることがリスク管理となります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少子化・晩婚化が進むと、セオリーでは保険に加入する人が減りますが、一方既存の保険加入者の寿命が延びるので保険料の支払いが長くなります。
学生のうちは生命保険を真剣に考える必要はないと思います。
社会人になりたての頃もまだそんなに深く考える必要はないと思います。
生命保険を真剣に考えるべきなのは「結婚した後」です。
とくに 「子どもができた後」はさらに真剣に考えることが大事です。
1.自分に万が一のことがあったとき困るのは誰なのか?
2.その困る人はいつまで困るのか?
3.その人は結局いくら困るのか?
この3点を検討すると良いと思います。
これらによって、どんな保証内容の保険を考えなければいけないのかが見えてきます。
なお、上記3つの観点で見た場合、独身の人が病気やケガで入院をして働けなくなったときに一番困るのは「自分自身」です(← 1.)
しかも困る期間は退院して働けるようになるまでで最悪の場合一生涯です(← 2.)。
死なない限り、病気やケガの心配はなくならないからです。
すると、困る金額は一生涯の生活費ということになります(← 3.)。
そういう意味では、入るべき医療保険は一生涯保証が続くモノ(終身医療保険)にしておくのが良い・・・という発想になります。
昨今ではいろんなタイプの保険がありますから、原理原則を踏まえて自分や自分の家庭にあったタイプの保険を選ぶことが大事ですね。