
もっとお金を増やそうと「投資」に目を向けることは良いのですが、投資のつもりで投機に手を出していた/ギャンブルに手を出してしまった/知らず詐欺話に乗ってしまった・・・というパターンはうまくありません。
損失額が自分の1か月のお小遣い程度であれば「いい勉強になったな」と自分を納得させられますが、その額が年収1年分を軽く超えてしまうようだと悔やんでも悔やみきれません。
自分の年収以上のお金を失ってしまうと、そのあまりの巨額さに人は落ち込みます。
「これだけの損失を取り戻すのに〇年かかる/〇年はタダ働きと同じだ」・・・などと自分で自分を責めてしまいます。
確かにその気持ちはわかりますし、そうなって当然です。
でも、そんなときは視点を変えて、「どうせ何十年も使わない予定だったお金なんだから変わるのは画面の数字だけだ」と考えるのが一手です。
「投資」の性質上、元金には手をつけずそこから派生して生まれてくる派生益だけを果実として収穫することが是です。
もともと投資元金は取り崩さないし、引き出さないし、使うこともありません。
だから、投資元金の数字は帳簿上の数字としてしか意味を持たず、その数字が変わっても直接的に自分に影響が及ぶものではありません。
多くの人は投資に出したお金を結局死ぬときまでそのまま使わないでいるとも言われます。
そういう意味では、今損しようが損しまいが実は何も変わらない・・・とも言えます。
多大な貯金を残して死ぬよりも使って無くなるほうがマシだ・・・と無理無理にでも自分を慰めるのも手です。
投機やギャンブルや詐欺話で痛手を被ったとしても、長く落ち込んでクヨクヨせず、そこから再スタートだと割り切ったり、自分の生き方や考え方を見直す良いきっかけになったと前向きに考えると良いと思います。