
「人生の大切なのはモテることじゃない」というのをモテている人が言うと多少は重みがあります。
モテない人が言ったら僻みに聞こえます。
「モテる」を何に置き換えても同様のことが言えます。
要は、それを持っている人が言うとそれなりに真実味があったり、重みがあったりしますが、そうでない人が言っても軽薄で僻みのように聞こえる・・・ということです。
「人生に大切なのはお金じゃない」・・・というセリフも、お金がある人が言うのとお金のない人が言うのとでは相手に与えるインパクトが全然違います。
まあ、お金を持っている人はそもそもそう言うことは滅多にありません(だって、当たり前だと思っているから)。
お金が人生で一番大切じゃないと知っているからお金を持っているのです。
この逆説的哲学は少し難しい概念かもしれません。
お金以外を大切にすると不思議とお金がやってくる・・・。
仕事を大切にすると、巡り巡って給料が上がります。
お客さまを大切にしていると巡り巡ってお店が流行って商売繁盛(=お金が稼げる)ようになる・・・。
そうやってお金が手元にやってくると、お金に左右される問題はほぼクリアになっていき、その後は「お金で解決できない本当に大切なこと」に集中できます。
何とも面白いところだと思います。