
投資では「対象物を手放さない状態で新たにお金を稼ぐ(生み出す)」という発想が大事です。
だから、対処物を手放して(売買して)「その差益がプラスなら儲け、マイナスなら損」という発想の「投機」とは一線を画しています。
対象物の売買によって利益を得るために必要なことは「価格変動」であることは言うまでもありませんが、価格変動は個々人の力で発生させることはできません。
価格変動への期待は「誰かがより自分より高い値段で買ってくれるだろう」という淡い希望に基づくものです。
それは、一種のギャンブル的な構造に依存している、とも言えます。
・・・・・・・・・・・・
たとえば、中古不動産を購入したとします。
自分が住むのなら「自宅」です。
それは投資でも投機でもなく、ただの所有物の一つに過ぎません。
ところが、自分が住むのではなく、それを他者に貸し出して家賃をもらう契約を結べば、その家賃収入こそが「投資収益」となり得ます。
不動産自体は手放さず、かつ、毎月安定したお金(家賃収入)を新たに生み出してくれます。
該当不動産を持つこと自体が一つの「権利収入」と呼べ、その権利を行使することでお金を稼いでいるとも考えられます。
お金が(新たな)お金を生む・・・という考え方を別の表現で言えば「お金が働いてくれる」です。
考えるべきは「お金を使って手に入れたものをいかにして新たにお金を生み出させるか!?」です。
それが回りまわって(=時間をかけて)「元金を回収して稼ぐ」ことにつながります。
大局的に視れば、これによって「経済をまわす」ことになり得ますし、どんな会社も利潤追求の根底には「経済をまわす」ことがあります。
それを個人レベルで、規模は小さくても自分の生活が困らない程度にお金を稼いでいくやり方が「不動産投資」なのだと思います。
この不動産を購入後に他者に転売し、それが購入時の価格+諸費用よりも高く売れれば「儲け」となり、安くしか売れなければ「損」となるやり方は投資と呼ぶよりは「投機」です。
新たなお金を生み出しているわけではなく、差額の大小の話に過ぎません。
投資と投機の違いをよくよく理解し、自分がどちらの方向を向いているのかを正しく認識する姿勢は重要だと思います。
























