平成26年の高齢無職夫婦2人の平均的な収入は170,638円だそうです。
また、それに対する高齢無職夫婦2人の平均的な生活費は230,248円だそうです。
差し引きすると約6万円足りないと言えます。
足りない分は貯金の取り崩ししかありません。
「老後破産」とは高齢者が人生の最終段階において、ついには経済的に行き詰まって金銭的収支のやりくりがどうにもいかなくなってしまう状態を意味します。
そうなった人の多くは「自分が老後破産するとは考えたことも無かった」・・・と言うと思います。
サラリーマンとして定年まで働き、退職時に2000万円以上もの貯蓄があった・・・ような人がどうして老後破産をしてしまうことになるのか?
主な原因は、年金が生活費より少ないことによります。
反対に言えば、生活費が年金より多いということです。
これがほとんどすべて! と言っても過言ではなく、さらに言えばそのことを知らない、あるいは甘く見ていた本人認識の甘さ! が主な原因だと言えます。
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平成28年4月からの国民年金額は780,100円(年額)です。
月額に直すと65,008円→夫婦2人だと131,084円です。
これだけではほとんどの人は生活できないと思います。
今後さらに年金額は減り、逆に年金から引かれる健康保険料、介護保険料は値上がりするだけです。
イコールますます生活は苦しくなる一方・・・です。
ただでさえこうなのですから、定年までにすべての消費ローンを完済する設計をしておかないと、老後破産必至定です。
高齢になると働くことが困難な状態になります=社会的労働から見放されることを想定しておくことも大事です。
老後破産に要注意!であり、それを回避するには、とにもかくにも 「権利収入」を持つことしかありません。
自分が自ら働くという「就労収入」に期待できない以上、「権利収入」を持っていないと悲惨なことになります。
早く気づき、早く行動を起こした人だけがいつもいつも笑顔で人生を過ごせるのだと思います。