たとえば、3年間で360万円貯めよう! と漠然と思い立ったとします。
単純計算すると、1年あたり120万円ですから毎月10万円ずつの貯金となります。
サラリーマンで毎月10万円の貯金はキツイと思いますが、それでも意思が強ければ数か月は何とかいけます。
ところが、この貯金自体に大きな目的がないためにどこかでちょっとした出費が必要になると、自分決めた「毎月10万円の貯金」というマイルールを破ってしまうことが起きます。
その原因は目的がないから・・・何かしらの目標がない貯金だから・・・です。
逆に目的があるうえでの目標であればお金は貯めやすいものです。
例を挙げるなら、3年後の旅行資金とか、結婚資金・・・などです。
優先順位のトップに貯金が来れば、他の出費の誘惑には負けません。
目的ある貯金だと、貯金を中断して他の出費をしよう・・・とはならないものです。
もし何かの支出が起きても、別の手立てを講じて出費分を何とかしようとします。
こうやって落とし穴にはまらないで貯金を続けていける人こそが、目標通り(あるいはもっと早い段階)に貯金額を達成して、次のステップに入っていきます。
また、そうした人はやり遂げたという自信がついているので、その後の行動において何らかの変化を生じていけます。
最初はそれは小さな芽に過ぎませんが、後から結構大きな幹になっていくと思います。