「一つのカゴにすべての卵を盛るな」・・・とは、分散投資の重要性を説くためによく用いられる言葉です。
そのとおりだと思います。
投資では、何らかの分散を心がけることが大事で、決して一極集中にしないほうがベターだと思います。
ただし、ここで言う「分散」にもいろいろな考え方があります。
投資自体を「株だけ」「不動産だけ」などに絞らず、「株・不動産・債券・・・」など複数の対象先に分けることも一つの分散投資です。
また、株で言えば、Aという銘柄を購入するときに同じタイミングで一気にガバッ!と購入するのではなくて、購入時間をズラス、購入数量を分ける、日にちをズラス・・・というのも一つの分散投資です。
また、一つの銘柄だけに集中させるのではなくて、A銘柄、B銘柄、C銘柄・・・と複数の銘柄に分けて投資するのも一つの分散投資です。
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投資において「分散」を実践することは3つのメリットがあります。
1.偶然に左右される部分を最小化できる
2.判断ミスによる損失を抑えることができる
3.不測の事態が発生したときの損失に備えられる
・・・ということです。
人は「これは買いだ!」と思うと、つい何も見えなくなって、その対象先・商品の魅力に目が眩んで「一点集中攻撃」を仕掛けたくなるものです。
でも、だからこそ、そうした場合であってもあえて冷静になって「ここで分散をすべきか否か?」を一度は検討して、次の行動をとることが大事だと思います。