退職した後に備えてサラリーマンが今現在所有している資産の額は、ある調査によると約760万円だそうです。
これは20代~50代の男女平均値ですが、50代だけに限定すると男性で約1050万円、女性で約1070万円だそうです。
もちろん、これは対象者次第で数字は変わりますし、もっと多い人/もっと少ない人もいるハズですが、まあ、一応何らかの参考数値にはなると思います。
・・・・・・・・・・・・・
たとえば、平均的な人よりも10倍もの資産を持っている億万長者がいるとします。
そのとき、その億万長者は普通のサラリーマンよりも果たして10倍のスキルや実績があるのか?・・・と言えば、恐らくそうではありません。
ただ、そういう人は普段からお金に対して他の人たちとは違う価値観を持って生きているのかもしれません。
その一つが「お金を稼いでからお金を使うまでの順序」です。
普通の人は「稼ぐ→使う」といういきなりのパターンでお金を使おうとします。
でも、資産を構築できる人というのは、お金を「稼ぐ→増やす→増えた分だけ使う」という発想をします。
両者は何が大きく違うのか?・・・と言うと、前者はお金を使った時点でお金が消えてなくなりますが、後者は増えた分だけを使うので元金のお金は残ったままであり、再び増やすことで改めてお金を使うことができることです。
元金がなくならない限り、お金は永遠に増え続けていきます。
さらにそこへ新たなお金を「稼げ」ば、その分が元金にプラスされて「増えるお金も多くなる」わけで、これを繰り返すことでどんどんお金が累積していきます。
時間が経てば経つほどにその効果は大きくなり、それが資産の構築につながるわけです。
お金を稼いだ後、すぐに使わずに「増やす」ことに費やし、使っていいのはそこで増えた分だけ・・・という発想ができても、イザそれを実践するには時間がかかります。
最初は、とてもとてもたったそれだけでは使えない(生活できない)からです。
でも、時間をかけてこの仕組みをキチンとつくっていけば、そしてこの仕組みが軌道に乗るようになったら、もう後は安泰です。
放っておいても、ほぼ大丈夫です。
いわゆる「経済的自由を得た瞬間」です。
そうできるように、早い段階からお金の使い方に対しての意識を改めておくと良いと思います。