家計の流れを「稼ぐ→貯める→増やす→使う」に持ち込むことを私はいつも勧めています。
なぜなら、こうすることでお金に対する不安が消え、自由に生きることが可能となるからです。
「稼ぐ」と「増やす」はともに自分の手元に新たなお金を呼び込むという意味では同じですが、大きな違いが一つあります。
何か?
それは自分の時間を犠牲にしているかしていないか・・・の違いです。
お金を稼ぐには、基本的には自分の時間を費やすことが必要です。
ところが、お金を増やすのに必ずしも自分の時間を費やす必要はありません。
極端に言えば、別の場所で関係ないことをしていても自然とお金が増えてくれます。
なぜなら「仕組みでお金が生まれる」からです。
それが「お金を増やす」ということの本質的な意味合いです。
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サラリーマンは、基本的に会社で仕事をしている時間に応じて給料をもらいます。
実際に仕事をしているかどうか?ではなく、自分の身体が会社に存在しているかどうか?のほうがポイントになります。
つまり、会社を休んで家でゴロゴロしていたら給料はもらえません。
少し乱暴に言うと、自分を拘束する時間を切り売りしてお金を稼いでいます。
これはこれで立派なお金の稼ぎ方なのですが、一つ言えるのは、その拘束時間を別のことに使いたくても使えない・・・会社をとるか自分をとるかの二者択一になる・・・ということです。
サラリーマンにとって大事なのは、この行為を止める・捨てるということではなくて、この行為だけに依存するのを止めたほうがいい、ということです。
そして、その代わりに「お金を増やす」という方法を取り入れて、自分の自由な時間を作るほうが人生をより広げやすい、と思います。
これが私がいつも言っている「経済的自由を得る生き方」です。
お金を稼ぐには「拘束時間を伴うことが多く」、お金を増やすのに「拘束時間は不要」という点が両者を分ける大きな違いだと思います。