日本の銀行で外貨に両替をすると、米ドルなら3円程度、ユーロなら4円程度、英ポンドなら11円程度の両替手数料がそれぞれの最低単位ごとにかかります(なんて高いのか! )。
また、海外で買い物をするときによくクレジットカードを使たりしますが、これだって結局は両替手数料が最終的にはかかってきています。
一般的には「為替手数料」とか「海外事務手数料」などの名称で、利用額の1.6%程度がコストとして加算されていると言われています。
こうした為替手数料が存在しているのは、昔は通貨と通貨の交換(両替)に相当な時間や手間などのコストを要したから・・・だと思います。
でも、時代が変わって昨今では昔ほど大変なことではなくなってきたのに、依然として高い手数料慣習だけが生き残っているのはちょっと「???」です。
なぜこれが続いているのか?
きっとそこに利得権(既得権)が存在しているから・・・でしょうね。
自由競争の原則がまだまだ活かされていないというか、激しくないというか、未開拓の分野というか、カベが高くて頑丈というか・・・、これからハードルを下げていける余地大の分野だと思います。
企業によっては、この為替手数料で多大な費用を計上しているところもあると思います。
そこに一つの風穴を開けつつあるのがビットコインなどの仮想通貨と呼ばれるモノでしょうね。
きっといつか誰かが制度を改革してくれると思いますが、それが当たり前の時代になったときは「何で昔はみんなこんなに高い為替手数料を払っていたんだろうね」と言うと思います。
為替手数料はもっと安くなってもらいたい・・・と海外に出かける人はみんな思っているでしょうね。