もし、目の前に神さまが現れて「あなたはお金が欲しいのですか? それとも「お金の成る木が欲しいのですか?」
・・・と聞いてきたら、どちらを選ぶでしょうか?
「お金が欲しい」を選ぶ人は、結果をすぐに求めたがるタイプなのかもしれません。
「お金のなる木を欲しい」を選ぶ人は、結果を大事しつつも、そこに至るプロセスをも大事にするタイプなのかもしれません。
どちらを選んでも正解ですが、私はやはり後者の「お金のなる木」のほうを選ぶと思います(昔、20代の頃だったら間違いなく前者を選んでいたと思いますが・・・)。
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サラリーマンが定年退職をした後、それまでにどんなに貯金をしていたとしても、その利息だけで食べていくことはまず無理ですから、資金源が貯金しかないとしたら、生きていくためには徐々にその貯金を取り崩していく羽目になります。
それは、大事な貯金残高がどんどん減っていくことを意味しています。
貯金の額が目に見えて経っていく様子を見ているのはかなりの不安感と恐怖感を覚えると思います。
しかしながら、人は自分が何歳まで生きられるのかがわかりませんから、ほとんどの場合はその貯金額はついには不足してしまう事態に陥ります。
「お金」は使えば無くなるものです。
でも、「お金のなる木」であれば、その木が折れない限りお金という果実を産み続けてくれます。
一気に大量の果実(お金)を産むことがなくても、今月一ヶ月が暮らせる程度のお金を毎月一度産んでくれればそれで十分だと思います。
年齢を重ねるほどにそういう発想を持つようにして、「お金」よりも「お金のなる木」を求める思考回路を組み入れるほうが人生はハッピーに暮らせると思います。