アメリカの投資・運用の専門家であるチャールズ・エリスという人がこう言っています。
「生涯で支出する医療関連コストのうち、80%以上は死ぬ直前半年間で支出される」
・・・と。
何となくわかるような気がします。
たいていの場合、人はいきなりポックリと死ぬのではなく、ギリギリのところで延命効果を図るもののそれが及ばず死に至る・・・というケースが多いと思います。
その「延命効果を図る」ときには命の問題なのでお金をいくら使っても構わない!という気持ちが強く、普段使わないような金額のお金をバンバン使ってしまうと思います。
長生きには長生きなりの悩みがあるものです。
今後、人生90年・・・100年が当たり前の時代になっていくとしたら、サラリーマンは定年65歳から30年以上も無収入の年月があることになります。
その間の収入が「公的年金だけ」ではとても生活できる環境ではないと思います。
人生の最終段階で多額の出費が予想されることを十分考慮しつつ、残される家族の経済的負担も考慮したうえで予めお金の算段をしておくことが大切だと思います。
貯金だけではいくらあっても不安はぬぐい切れません。
やはり、歳をとっても定期的に収入があるように「お金の入る仕組み」を作っておくことが大事だと思います。