たいていの人は、お金を「自由/時間」を買うために使うのではなく、「自分の目先の幸せ感」のために使おうとします。
たとえば、車を買ったりモノを買ったり・・・、ひどい人だとお酒・ギャンブル・異性に走ったりします。
もちろん人それぞれですし、他人に迷惑をかけていないのであれば、それで構いません。
でも、多くの場合はそこに「見栄と嫉妬」という負の感情が入ってしまうため、結果的に他人に迷惑をかけてしまうことにつながっていきます。
そこが問題だと思います。
お金そのものが悪いのではないですし、お金そのものが人生を誤らせるわけではないのですが、お金を持つことで見栄や嫉妬が増幅したり加速するとうまくない・・・のだと思います。
見栄や嫉妬に走る人の共通点は、絶えず他人と自分とを比較し、自分のほうが上位でなければ気が済まない!・・・という負の感情を持っていることです。
それは、優越感を感じることが唯一の幸せだ・・・という偏ったゴール設定をしているからだと思います。
これだとキリがありません。
なぜなら、上には上がいるもので、自分がどんなことでも最上位に位置する・・・なんてことは無理だからです。
ある瞬間では幸せを感じられても、別の瞬間に別の誰かと競争となり、それが永遠に続きます。やはり、キリがない!・・・ですね。
ではどうしたらいいのか?
「見栄や嫉妬を解消するため」にお金を使うのではなくて、「不便なものを解消するために」お金を使うようにすれば良いと思います。
見栄で車を買うのではなく、移動の不便を解消すために車を買う・・・嫉妬で高級バックを買うのではなく、手荷物を運ぶ不便さを解消するためにバックを買う・・・といった感じです。
また、「自由/時間を買うためにお金を使う」という発想も大事です。余計な試行錯誤の時間を短縮するために、誰か先生のもとで教えを乞う/指導を仰ぐ・・・歩く時間を短縮するためにタクシーに乗る・・・などです。
さらには「自己成長につながる投資にお金を使う」という姿勢も大事です。
セミナーに参加する、本を買う、何らかのコミュニティーの場に参加する…などです。自分なりの幸せの境地を持つことは大切です。
つまりは、自分は何をしてる時/どんな状態であれば幸せなのか?・・・ということを明確にする、ということです。
見栄や嫉妬でお金を使うことが多少あっても構わないと思いますが、少なくともそうしたお金の使い方が全体の50%を超えてしまわないように気をつけることは大切だと思います。