私は、かつてお金持ちの人たちがお金を手にしてまだなお働く・・・ということが不思議でした。
お金があるのになぜ働くのか?・・・と。
そして、自分なりに答えを3つ出しました。
1.守銭奴/お金の亡者で、十分にお金があってもまだ足りない!と強迫観念に囚われているから。
2.一見お金持ちに見えて、実は一生暮らせるほどのお金は足りていない「見せかけお金持ち」だから。
3.働いている目的が「お金」ではなく、何か別の目的があって働いていて、たまたまお金はそれに付随してきているだけ。
これらのうち、立派なお金持ちというのは「3.」が当てはまるのだと思っています。
3.の場合、生活費を稼ぐために働いているのではなく、趣味の延長として仕事をしているような感じだと思います。
一般的な人には、「働くのはお金を稼ぐため(稼ぐだけのため)」という思いがあるかもしれません。
それは、その人自身がそうだから・・・です。
自分がそうだから、他人である「お金持ちの人」もきっとそうだ・・・というのは、ある意味では傲慢なのかもしれません。
お金さえあれば働かないのに!・・・という価値観の人は、「お金持ちはお金があるのだから働いたりしないはずだ」という固定観念を持ちます。
でも、実際はそういうお金持ちばかりではないようです(もちろん、そういう人もたくさんいると思います)。
そうしたお金持ちの人は、自分のやりたいこと、楽しいと思えることをしているにすぎません。
お金持ちは働こうとしない・・・という発想をする人は、もしかすると「働く=苦痛」という概念を頭の中に持っているのかもしれません。
それは、やはり自分の仕事が大変だから・・・苦痛だから・・・だと思います。
逆に言うと、今の自分は仕事が楽しいか?それとも楽しくないか?・・・と自問してみると、自分がお金持ちになったときに働くのか働かないのかが見えてきます。
お金は働いた末に得られる単なる結果であり、働くことの目的にしてはいけないと思います。
そして、「働くというプロセス」自体を楽しむ気持ちが大切で、そうした心の余裕が欲しいもの・・・だと思います。