よくテレビ番組等で言われるように、全世界を見渡しても、日本は他国に類のない速さで高齢化が進んでいます。
どこかの国のマネをして経済政策の立て直しをしたくても、日本が先行しているのでマネをする対象国がないのが辛いところです。
平均寿命はますます伸びて「人生100年時代」がもうすぐそこまで来ていますから、いくら政府が「年金破綻はありません」と言っても信憑性を維持することは難しいかもしれません。
実際、1950年頃は1人の高齢者に対して12.1人の現役世代(15歳~)が支えていたのに、現在では高齢者1人に対して2.19人が支える形になっているそうです。
約70年前は12人で対処していたことを、今はたった2人で対処していることになります。
さらに今から30年後には1人で1人を支える形になる・・・と言われています。
そう考えると、本当にお先真っ暗・・・で、かなり悩ましい事態です。
今も大変だけど、今後ますます悪化していくとわかれば、誰も前向きな気持ちになれないのが普通です。
そんな「少子化+高齢化」が加速していくと、「将来の年金制度崩壊」はもはや時間の問題・・・とも言えそうですし、自分の将来の年金に不安を募らせている人が多いのも頷けます。
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「年金破綻」に対する懸念から、年金を当てにしないで「自分の財力/経済力で自分の老後を守る」という考え方を持ち始めている人も増えていると思います。私もその一人です。
総務省統計局によると、65歳以上のいわゆる「高齢者」に該当する人は約3500万人で、昨年(2017年)初めて3500万人を突破したそうです。
これは、全人口の約28%にあたります。大きく見れば約3割!・・・というわけです。
高齢者人口が総人口に占める割合は1950年頃はたった5%にも満たなかったそうですから、これを見てもかなりヤバい!と気づけます。
それが、1970年には7%を超え、1994年には14%を超え、今や287%近い水準までに膨れ上がっているわけですから、何ともスゴイ(ヤバイ)ことです。
「老後の資金計画」を現役時代のうちにしっかり立てておかないと、サラリーマンを定年退職して収入源が年金だけ・・・となって「下流老人→老後破産」という結末を迎えることにもなりかねません。
そうなったら悲惨です。
決して他人事ではないと理解し、自分の老後のマネ-プランを定期的に見直す(そもそも作成していない人はキチンと作る)ことが大事だと思います。