結婚してしばらく経ち、家賃の更新の時期が近づくと「そろそろマンションでも買うか~」と思い始める若い夫婦もいると思います。
あるいは、少し金銭に余裕ができて、「投資でもやってみるか?!」と考える夫婦もいると思います。
自分が住むために買う住居は、戸建てでもマンションでも好きなものを買えば良いだけですが、「投資目的」で買うことを考えたなら、いくつも考慮すべき点が出てきます。
その一つが「新築か中古か?」という点です。
自分が住むためなら新築でも中古でも構わないのですが、「投資目的」であれば新築物件は避けるべき・・・だと思います。
なぜなら「購入金額が高くて採算が合わなくなるから」・・・です。
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不動産の中でも、新築物件というのは買ったとたんに中古となり、その場ですぐに売却をしようとしても一般的には「8掛け以下が当たり前」になります。
つまり、新築物件にはそもそも「2割以上の新築プレミアム」が上乗せされている・・・ということを認識しておく必要があります。
たとえば、分譲マンション・戸建ての販売価格には一般的に「土地代+建築費(建物代)+モデルルーム運営費+広告費+販売経費(人件費など)+利益」が当然に含まれていると思ったほうが良いです。
だから、買った瞬間に買取査定をしてもらうと、何とすさまじいことに物件価格は8掛け以下にになってしまう・・・わけです。
自分が住むのであればそうしたこともあまり意に介しませんが、投資狙いの場合は少しでも投資費用を抑える(=少なくする)ことが大事なので、新築物件を購入して投資がうまく回るのは最初だけ・・・となりがちです。
長い目で見れば、投資で新築物件の購入は不向きだと言えます。
だからこそ、投資目的であれば中古物件を購入するほうがベターです。
これから不動産を購入しようと考えている人は、自分が住むためかどうかの考慮と、「もし投資目的であれば中古を狙う」ということを忘れないで検討するのが良いと思います。