老後不安の第1位に挙げられるのは、おそらく「健康関連」であり、次いで「お金関連」だと思います。
この2つが老後の不安のダブル巨頭で、これ以外の不安なんてあまりないと思います(あるとしたら人間関係くらいかな?)。
少し見方を変えて言えば、「世の中の多くのこと(問題)はお金で解決できる」のですが、「健康に関する問題」の中にはお金では解決できない問題もそれなりにある・・・と言えます。
だから、余計に老後は「健康とお金」に関する不安が膨らむのだと思います。
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2018年6月にある生命保険会社が行った「老後に関する調査(全国1.4万人対象)」では、老後に向けて貯金しておきたい金額と実際の貯金額との開きは2千万円以上もあったそうです。
現在の銀行の預金利息では、いくらお金を貯めてもほとんど増えませんから、今持っている現金は何年経っても額は変わりません。
老後を迎えるまでに貯金額と2千万円の開きがあるということは、そっくりそのまま老後に2千万円の不足金が出るかもしれない・・・ということが言えます。
もちろん、人はそれほどバカではありませんから想定していた金額どおり2千万円が不足することは少ないと思いますが、理論上/計算上/シミュレーション上ではやはり老後に生活費不足に陥ってしまう公算が大!だという人はそれなりにいると思います。
今、そのことに気づけたのはラッキーです。
なぜなら、老後にいきなりそうなったら手の打ちようがありませんが、老後を迎えるまでに何十年もあれば予めそうしたことを想定していくらでも手を打つことができるからです。
逆に、それだけ時間があったのに(わかっていたのに何も手を打たなかった・・・とすれば、それこそ間抜けです。
間を抜いたらうまくありません。
時間を(間を)有効に使うことが大事です。
老後なんてまだ先の話・・・と思う人も多いと思いますが、少しでも早く手を打てばそれだけ日々のゆとりを持つことができます。
備えあれば憂いなし・・・ですね。