「老後に備えてたくさん蓄える作戦」の失敗

厚生労働省の発表によると、「生活保護を受ける高齢者の数」がうなぎ登りに上昇しているそうです。

まあ、そうだろうなあ・・・と何となく肌感覚でわかるような気がします。

なぜなら、高齢者になるほど収入の源泉は限られていきますが、多くの人の場合は現役時代のサラリー(会社からの給料)がなくなると、それ以外の収入の源泉を有していないからです。

そのため、家族・身内に依存をすることで生計を立てていくしかなく、でも、昨今のように高齢化と少子化と晩婚化が進んでいくと頼るべき家族もない・・・となり、結局は国の保護下で生きていくしかない・・・というパターンに行き着くことが容易に想定できるからです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝から晩まで仕事をして、会社では定年まで働き詰めて、最後には「ご苦労さまでした」と言われる状況で待っているのが、結局のところ「就労からの解放」というよりは「給料からの開放」になると、その後の人生では経済的な貧苦が待っています。

趣味や旅行などでのんびり暮らす老後生活ではなく、節約と我慢、飢えに苦しむ老後生活になると悲惨です。

よく言われる「老後破産」の問題を解決するには、古~い昔からの考え方ではダメだと思います。

もはや年金だけを頼りに生きていく時代ではなくなった!・・・としっかり認識し、理解しておくことが大事だと思います。

老後に備えて稼いだ給料はせっせと貯金し、普段のちょっとした旅行もガマンしてとにかくお金を貯めて老後に蓄えておく・・・というかつての日本人の行動パターンは終焉を迎えています。

パラダイム・シフト(発想の転換)が必要です。

「老後に備えてたくさん備える作戦」はもう失敗だと気づき、「貯める」ことよりも次の段階の「増やす」ことのほうに意識の重点を置くことが大事だと思います。

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澤井豊オフィス澤井 代表

投稿者プロフィール

1964年、富山県生まれ。大学卒業後、大手株式専門証券株式会社に入社。学習塾を運営する未上場会社に転職後、会社を東証2部上場および東証1部上場に導く。人事・財務・IR・総務の経営リーダーとしてM&A、会社分割、グループ経営移行を行い、社員研修においては延べ1万人以上に実施。ライフプランに沿って経済的自由を得た後、会社を50歳にて退職。

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