長生きのリスクヘッジになるのが「自分年金」

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金融庁が6月初めに公表した「高齢社会における資産形成・管理」の報告書が非常に世間を賑わせ、一時社会問題になりました。

それがきっかけで20代~40代の現役世代を中心に少額投資非課税制度(NISA)の申し込みが急増したり、資産運用を扱うセミナーが活況になったという噂も聞きました。

目敏い人は、公的年金だけに頼らない「自分年金」づくりに動き始めているのだと思います。

・・・・・・・・・・・・・・

自分年金づくりをする前に重要なのは、自分のライフプランを作成することです。

ライフプランを作成した後に、次はマネープランをつくります。

マネープラン上で、自分が80歳になっても90歳になっても、100歳になっても金融資産が底をつかないのであればあまり細かいことを気にする必要はないと思います。

でも、もし、75歳くらい(←平均寿命に到達する前)で、自分の金融資産が底をついたり不十分な金額しか残らないようであれば、サラリーマンは定年退職日を迎えるまでに、確実に何らかの対策を講じておくことが必要です。

ライフプラン+マネープランという地図をせっかく用意して、数十年後に自分に訪れるリスクの存在を明らかにしたのに、それに対して何も手を打たないのは間抜けな生き方です。

地図があっても、地図がないのと同じです。

また、こうした対策はとにかく一朝一夕ではできません。

だからこそ、時間をかけてじっくり講じていく覚悟が必要です。

5年間では難しくても、15年かければできることはたくさんあります。

今や、長生きすることがリスクとなり、そのリスクヘッジは「自分年金」に求めることが柱になっている時代である・・・ということを真摯に受け止めることが大事だと思います。

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